グランドアンカーは、切り土、斜面崩壊の法面安定、地すべり防止や、構造物の転倒、浮力防止など、様々な分野で応用されています。そのなかで「KTB永久アンカー工法」は、安定した力学性状を有する、耐久性に優れたアンカー工法として多くの実績を誇っています。
法面安定工(現場打ちのり枠)
法面安定工(受圧板)
土中構造物の浮上防止
既設擁壁の補強
吊り橋のアンカー
鉄塔の転倒防止
【施工手順 1】
削孔
アンカーの削孔は計画された削孔径・削孔傾角で所定の削孔長まで削孔します。 また、削孔終了時に孔内を清水で周囲の地盤を乱すことがないように洗浄します。
【施工手順 2】
グラウト注入
一次注入はテンドンを挿入する以前に、削孔水との置換えとグラウト充てんを目的として行うことを原則とします。 グラウトと削孔水との完全な置換えが最も大切です。
【施工手順 3】
テンドン挿入
テンドンの挿入は、一次注入後速やかに行い、かつ、計画と合致するよう確認しながら行います。
【施工手順 4】
加圧注入
テンドン挿入後は加圧注入を原則とします。ドリルパイプ引抜き後、補充注入を行います。
【施工手順 5】
緊張
緊張は、グラウトが所定の強度に達した後、品質保証試験により変位特性を確認し、施工計画に示された定着時緊張力で定着します。
【施工手順 6】
定着およびアンカー頭部処理
緊張および定着されたアンカー頭部を、設計図書に従って背面ならびに頭部の処理を行います。
2020.05.7
2020.04.2
2020.02.26