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- ノンフレーム工法
これまでのがけ崩れ対策は、斜面をコンクリートの構造物で覆い固めるものでした。
これに対して、斜面に生育する樹木を伐採せず、施工後も元々の景観や環境が保全できるという画期的ながけ崩れ対策技術、それがノンフレーム工法です。
地中約2~3mの深さにある安定な地盤まで鋼棒(ロックボルト)を打ち込み、地表面には鉄板(支圧板)を取り付けて、崩れやすい土を押さえ込みます。
これを2m間隔で斜面全体に設置し、さらにワイヤロープで全体を連結して、斜面を守ります。
斜面の樹木を伐採しないで施工できるように、部材や施工方法が開発されていますので、施工後も元々の景観や自然環境が維持できるのです。
コンクリートを大量に使用する従来工法に対して、ノンフレーム工法ならばCO2排出量を60~70%も抑制することができます。
また、大幅な省資源化も図れ、持続可能な社会の実現に貢献します。
また、下写真のようにノンフレーム工法を施工した斜面では、施工後も自然環境が保全され、斜面に生息する小動物の生息環境も守られています。
これらの環境負荷低減効果が高く評価され、ecoな工法として、大臣賞W受賞!
メディアでも多数取り上げられている、注目の技術です。
工事名 | 蛭谷(1)地区砂防総合交付金(急傾斜)工事 |
発注者 | 富山県 |
元請業者 | 桜井建設(株) |
工期 | 2016年8月~2016年12月 |
工事場所 | 下新川郡朝日町蛭谷 地内 |
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