自噴圧のみで地下水が熱交換器を通過する水熱源ヒートポンプ空調【黒部市生地地区】

場所:富山県黒部市生地地区
空調対象:従業員休憩所(床面積約40㎡)
空調能力:暖房5kW、冷房4kW
自噴地下水量:30~40L/min(内、空調利用10~20L/min)

自噴する地下水を利用して水熱源ヒートポンプ空調を運転しています。

富山県黒部市生地地区において、自噴井戸を利用することにより井戸ポンプを必要とせず水熱源ヒートポンプ空調を運転しています。
自噴水を掛け流しで利用している手洗い場より、配管を分岐させて自社開発熱交換器に通水しています。

黒部川扇状地下流域には被圧された地下水が自ら地上より高く噴出する自噴井戸が多数存在していますが、現状ほとんどが未利用のまま用水路に放流されています。
井戸に熱交換器を接続してヒートポンプ空調の熱源として利用することにより、高効率な空調による省エネと井戸からの自噴量調整にもなり、地域の地下水保全にも繋がります。

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