地下水・温泉熱併用ヒートポンプ空調【ジオパーク展示室】

施設名:立山黒部ジオパーク交流施設わくわく広場「うなジオ」
所在地:富山県黒部市宇奈月温泉
展示室床面積:約210㎡
熱源機器:サンポットGSHP1002UR×2
空調能力:暖房20kW、冷房20kW

地下水と未利用温泉を併用し、ジオパーク展示室の空調を行っています

10kWヒートポンプ2台を連結した20kWの水熱源ヒートポンプ空調を、自社開発熱交換器によって運転を行っています。

10kWのヒートポンプと10kW対応自社開発熱交換器、200~400W程度の循環ポンプを1セットとして、戸建住宅向けの水熱源ヒートポンプシステムの販売を予定しています。本施設ではそれらを2セット組み合わせた構成において、熱交換器の実証試験を兼ねた運転を行っています。

利用している地下水が豪雪地帯山間部の浅井戸であることから、厳冬期には10℃を下回る温度まで地下水温が低下します。
空調負可に対して地下水温が低すぎると熱交換器内で凍結が発生し運転できなくなってしまうため、本施設の暖房運転では施設の余剰温泉を熱源水に暖房を行っています。
(13~15℃程度の地下水であれば、20L/min利用することで10kWのヒートポンプ暖房・冷房運転が可能です)

また、地下水を供給する井戸ポンプは家庭用製品を用いており、他雑用水としての給水と併用することができます。ご家庭に設置済みの井戸ポンプをそのまま利用できる場合がありますのでご相談下さい。

(※画像をクリックすると拡大してご覧になれます。)

自社開発熱交換器は、H29年度富山県新世紀産業機構の地域資源ファンド助成事業により開発を行いました

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